プロジェクトの作成
プロジェクトを作成する
Djangoをインストールしたらプロダクト開発を始めるためまずはプロジェクトを作成します。
startproject
仮想環境にDjangoをインストールするとdjango-admin
というコマンドを使用することができるようになります。
django-admin
コマンドを用いるとデータベースの作成や更新が行えたり、スーパーユーザー権限のユーザーデータを登録することができます。
このdjango-admin
コマンドでプロジェクトを作成することができます。
プロジェクト名も一緒に設定します。
ここではsample_project という名前でプロジェクトを作成してみます。
django-admin startproject sample_project
この状態で ディレクトリを見ると、sample_projectというフォルダが作られているはずです。
ls
// 出力
sample_project
実際にこのフォルダの中には はじめに プロジェクト構成 で説明したファイルやフォルダなどが自動で追加されています。
migrateとcreatesuperuser
startproject
を行ったら今度はそのフォルダの中に移動してみましょう。
cd sample_project
ls
// 出力
manage.py sample_project
さらにsample_projectフォルダとmanage.py
というファイルが存在します。
このsample_projectフォルダに設定やURLのルーティングのファイルが入っています。
manage.py
はこのファイルを使用することで様々なDjangoのコマンドを叩くことができます。
ここでは、初期のデータベース作成とスーパーユーザーの作成を行います。
python manage.py migrate
// 出力
Operations to perform:
Apply all migrations: admin, auth, contenttypes, sessions
Running migrations:
Applying contenttypes.0001_initial... OK
Applying auth.0001_initial... OK
Applying admin.0001_initial... OK
Applying admin.0002_logentry_remove_auto_add... OK
Applying admin.0003_logentry_add_action_flag_choices... OK
Applying contenttypes.0002_remove_content_type_name... OK
Applying auth.0002_alter_permission_name_max_length... OK
Applying auth.0003_alter_user_email_max_length... OK
Applying auth.0004_alter_user_username_opts... OK
Applying auth.0005_alter_user_last_login_null... OK
Applying auth.0006_require_contenttypes_0002... OK
Applying auth.0007_alter_validators_add_error_messages... OK
Applying auth.0008_alter_user_username_max_length... OK
Applying auth.0009_alter_user_last_name_max_length... OK
Applying auth.0010_alter_group_name_max_length... OK
Applying auth.0011_update_proxy_permissions... OK
Applying auth.0012_alter_user_first_name_max_length... OK
Applying sessions.0001_initial... OK
たくさん出力が出てきたと思いますが、これは元からある基本となるユーザーや設定、権限関係のテーブルをデータベース設定に準じて、登録を行っている結果が出力されています。
デフォルト設定では、sqlite3のデータベースを使用することになっているので、ここでフォルダ内を覗くと、db.sqlite3
が作成されています。
ls
// 出力
db.sqlite3 manage.py sample_project
このまま、manage.py
を用いて、スーパーユーザーも作成しましょう。
python manage.py createsuperuser
このコマンドを入力することで下記の順でデータの入力を促されます。
- username
- password
- password(confirm)
全て入力するとスーパーユーザーの登録が完了です。
runserver
Djangoのサーバーを起動するには runserver
というコマンドを使用します。
python manage.py runserver
この状態で 以下のURLにアクセスしましょう。
http://127.0.0.1:8000
するとDjangoのデフォルトの画面が表示されているはずです。
これでうまくDjangoがインストールされていることが確認できました。
次に以下のURLで管理者画面に入ってみましょう。ログイン画面が表示されるので、先ほど作成したスーパーユーザーの情報でログインすることができます。
http://127.0.0.1:8000/admin
このページが管理者画面です。
データベースをさらに更新していき admin.py
の設定を行うと、データベースのテーブル情報などをこのページで管理することができるようになります。
プロジェクトの作成はここまでです。
この作業が終わると次はアプリケーションの追加です。
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